Author: wagdsgds

AEDの更新・交換時期はX年。買い替えるなら、安くAEDを購入しよう

「以前AEDを導入したのはいいけれど、そろそろ耐用年数が迫ってきて買い替えないといけない。」
「今後も更新していくことを考えたら少しでも安く購入したい。」

AEDには耐用年数があるので、いつか交換することになります。その際に少しでも安く購入するための方法をまとめました。

AEDの耐用年数は7年前後

耐用年数が長いほど、次に買い替えるまでの期間が伸びるので結果として安くなると考えられます。

しかし、実際には多くの機種が耐用年数は7年です。ただ、いくつか機種は6年だったり8年だったりします。日本光電社のAED-3100やフィジオコントロール社のCR-Plusは本体の耐用年数が8年です。
このように年数に大きな差はなく、AED本体の耐用年数よりむしろ本体価格で差がつきます。

AEDを買うときに必要なもの、継続して買い足すもの

AED本体を購入すると「AED本体」「成人用電極パッド」「バッテリ」が付属しています。ただし、AEDの中にはスイッチで成人用と小児(未就学児)用を切り替えられる機種と、「小児用電極パッド」が必要な機種、小児用モードに切り替えるのに使うキーを別売りしている機種もあります。小児用電極パッドや小児用切り替えキーが必要な機種を購入した場合、初期費用が増大する場合があります。

AED付属品にも耐用年数があるので、そちらも考える必要があります。おおよそ、成人用電極パッドは2年~5年半、小児用電極パッドは2年半、バッテリの耐用年数は2年半~5年です。付属品はすべて使い捨てなので使用すると耐用年数に満たなくても交換が必要になります。

結局安くAEDを購入するためには

それぞれのAEDには特徴があり、配置する場所の状況によって必要な機種が異なります。その中で必要十分な機能を持った最適な機種を購入することが安さに繋がります。

例えば、幼稚園に配置するのであれば成人用と小児用をスイッチで切り替える機種にすることで小児用電極パッドを購入するコストを削減できます。AEDを使用する機会が多いことが予想される場所では、付属品の消耗が早いので付属品が安いものを選ぶことでランニングコストを抑えられます。

補助金で初期費用を抑えるのも大切です。AEDの普及率を高めるため、補助金を用意している地方自治体があります。自治体ごとに条件(補助金の対象となる団体など)や金額(補助される割合や上限など)が異なるため、AEDを導入したい団体の所属している自治体の情報を調べてみるとよいでしょう。

野外/屋外や海・プールに設置できるAEDの機種は?IP規格で比較しよう

AEDが必要になる場面は様々です。人が多く集まる場所や心臓に負担がかかりやすい場所、例えば、海やプールといった行楽地、スポーツグラウンドや山などの野外への配置を厚生労働省が推奨しています。しかし、水気があったり砂や土などの砂じんがあったりするような場所に配置するAEDには高い防塵・防水性能が求められます。
それらの性能を示す指標として、「IP規格」があります。

「IP規格」とは

「IP規格」とは「IEC(国際電気標準会議)」が定めている防塵・防水の保護規格です。前の数字は防塵性能を、後ろの数字は防水性能を表します。

防塵性能 防水性能
0 無保護 無保護
1 直径 50 ㎜ 以上の固形物が侵入しない 鉛直に落下する水滴に対して保護する
2 直径 12.5 ㎜ 以上の固形物が侵入しない 15度以内の傾斜時、鉛直に落下する水滴に対して保護する
3 直径 2.5 ㎜ 以上の固形物が侵入しない 散水(鉛直から両側に60度の範囲の噴霧)に対して保護する
4 直径 1.0 ㎜ 以上の固形物が侵入しない 水の飛まつ(あらゆる方向からの噴霧)に対して保護する
5 機器の所定動作および安全性を阻害する量の塵埃は入らない 噴流(あらゆる方向からのノズルによる噴流水)に対して保護する
6 塵埃は侵入しない 暴噴流(あらゆる方向からの強力なジェット噴流水)に対して保護する
7 浸水時(一時的水没)に対して保護する
8 潜水時(継続的な水没)に対して保護する
X 特性表示なし(IP規格適応外) 特性表示なし(IP規格適応外)

防塵は5を超えると防塵性能があります。防水性能に関しましては、水がかかる可能性のある海やプールなどで使用したい場合には4は必要です。雨の対策としては3は必要です。

AED機種別の防塵・防水性比較

では、IP規格の面からAEDを機種別に比較してみます。

ここでは、IP55性能を持つCU-SP1と他の機種の例を挙げて表としてまとめてみました。

IP規格 防塵性能 防水性能
CU-SP1(販売社 IP55 機器の所定動作および安全性を阻害する量の塵埃は入らない 噴流(あらゆる方向からのノズルによる噴流水)に対して保護する
製品X(A社) IP44 直径 1.0 ㎜ 以上の固形物が侵入しない 水の飛まつ(あらゆる方向からの噴霧)に対して保護する
製品Y(B社) IP21 直径 12.5 ㎜ 以上の固形物が侵入しない 鉛直に落下する水滴に対して保護する

最近では、IP55の高い防塵・防水性能を持つAEDも増えてきました。仮に防塵・防水性能が低くても屋内のみでの使用でしたら問題ないので、購入の前には必要な性能を検討し、その上で最適なAEDを選ぶためには、複数の見積もりをとり、最も良い条件を提示した販売店を選ぶのがおすすめです。

AEDは何年使えるのか?本体と消耗品の耐用年数を調べてみた

AEDを導入しようと思って調べていくと、機能や価格に加えて耐用年数があることに気がつきます。
しかも、AED本体と電極パッド、バッテリのそれぞれに耐用年数が設定されていてその年数がまちまちです。
「ランニングコストを考えるとどれが安くて高いのかわからない」
そんなあなたのために本体と消耗品の耐用年数を調べてみました。

主だったAEDの耐用年数一覧

CU-SP1 , AED-3100 , カーディアックレスキューRQ-5000 , ZOLL AED Plusの耐用年数を表にして比較してみます。

本体 成人用電極パッド 小児用電極パッド バッテリ
CU-SP1 7年 概ね3年 概ね5年
AED-3100 8年 概ね2年 概ね4年
カーディアックレスキュー
RQ-5000
6年半 概ね2年半 概ね2年半
ZOLL AED Plus 7年 概ね5年半 概ね2年3カ月 概ね3年

※小児用電極パッドの空欄はスイッチで小児用モードに切り替えられるのでパッドが必要ない製品です。

AED本体の耐用年数

AED本体の耐用年数は短いもので6年、AED-3100のように長いもので8年の幅に収まります。
人命を左右するものなので、耐用年数を超えたら買い替える必要があります。
AEDは現在も使いやすさや耐久性の面で進化し続けている分野なので、新たに買い替える時には次世代型が登場していることが考えられます。
その際には改めて比較検討したほうが良いでしょう。

AED付属品の耐用年数

AEDの付属品は、「成人用電極パッド」、「小児用電極パッド」、「バッテリ」があります。
小児用電極パッドは6歳未満の子供に使うための付属品なので必要に応じて購入してください。

成人用電極パッドはAED-3100などの短いもので2年、ZOLL AED Plusでは5年半の間、その他多くの製品は2年半程度で交換する必要があります。
ただし、電極パッドは使い捨てなので使用する頻度が高いことが予想されるのであれば耐用年数に達していなくても交換することになります。
そのため、耐用年数が短くても安価なものの方が結果としてランニングコストを抑えられます。

小児用電極パッドは概ね2年半程度で交換時期を迎えます。
こちらも成人用電極パッドと同様に使い捨てなので、耐用年数を重視しなくてもいい場合があることを覚えておいてください。

バッテリの耐用年数はカーディアックレスキューRQ-5000は短く2年半~CU-SPは倍の5年です。他の製品は4年とされている場合が多いです。
こちらも使い捨てで、充電することはできません。
耐用年数は未使用であった場合の交換期間を示しているので、使用すると交換時期が早まります。
バッテリの耐用年数は長い方がいいですが、一方でバッテリ容量が増え大型化すると重量が上がってしまい、緊急時の持ち運びに不利になってしまいます。
設置する場所の状況に合わせて考えると良いですね。

まとめ

・本体の耐用年数は6~8年
・成人用電極パッドは2年~5年半
・小児用電極パッドは概ね2年半
・バッテリの耐用年数は2年半~5年
・付属品は使い捨て

付属品を交換した結果本体の耐用年数を迎えるときには、付属品の耐用年数が余ってしまった場合、次は本体だけを購入することになるのか?とAED販売店の方に聞いたところ、「AEDは命にかかわるものでもあり、その頃までには次世代型のAEDが出ていることが予想されるため、通常あらためて消耗品を含めたパッケージを買い直すことになると思う」とのことでした。

様々な特徴をもつAEDから最適なものを選ぶためには、複数の見積もりをとり、最も良い条件を提示した販売店を選ぶのがおすすめです。

寒いとAEDは使えない!?氷点下の環境にAEDを設置することはできるのか

AEDは日本中のあらゆるところに設置してありますが、AEDにも弱点があります。
それは「寒さ」です。
AEDの説明書には使用環境条件として使用可能な温度帯が明記されています。
そして多くのAEDは「0℃以上」が使用環境とされ氷点下での動作が保証されていません。
過去に、自宅で倒れた男性に対して氷点下の環境で救急隊員がAEDを使用しようとしたものの動作せず男性が亡くなってしまったことがありました。
寒い地域では心臓に負担がかかりやすいので、AEDの必要性は高まる一方で必要な時に使用できないと困りますよね。
しかし、氷点下の環境でも事前の準備があればAEDを使うことができます。

氷点下環境での対策

氷点下環境での対策は「温めておく」ことです。
AEDが氷点下になると動作しなくなるのは、電子部品、特にバッテリーが動作不良を起こしてしまうことが原因です。
さらに、電極パッドのジェルが凍り付いてしまうことで身体に貼りつかなくなってしまうこともあります。

ところがNHKが行った実験によると、

今回、NHKでは3通りの実験を行い、寒さに弱いAEDの確認と、寒さの中でも使える可能性を探りました。

実験結果です。
(※いずれもメーカーが正常な動作を保証する範囲外での環境下で行っています)

①氷点下20℃に1時間を超えて放置するとどんな不具合が出るか
・バッテリーが少ないという表示が出ました。
・バッテリーがないので交換しないと使えないという音声案内が流れました。
・AED内部の温度センサーが働いて「使えない」という表示が出ました。
・AEDの音声案内が不要なのに止められなくなりました。

②常温で保管していたAEDは、氷点下10℃で使えるか
・ 5分後、すべて作動しました。
・10分後、すべて作動しました。
・15分後、すべて作動しました。
・30分後、すべて作動しました。

③常温で保管していたAEDは、氷点下20℃で使えるか
・ 5分後、すべて作動しました。
・10分後、すべて作動しました。

寒さに弱いAED 氷点下で命を救うには | 健康 | NHK生活情報ブログ:NHK <http://www.nhk.or.jp/seikatsu-blog/400/205826.html>

そのためAEDは普段暖かい場所に保管しておく必要があります。

どうやって温めるか

暖房器具で温めておく方法もありますが、おすすめなのはヒーター機能付きケースに保管することです。
周囲の環境に左右されないので、どこにでも設置できるメリットがあります。
さらにケースの扉を開けるとアラームが鳴り、周りの人に緊急事態が発生したことを伝えたり、いたずらを防止したりといった機能もあります。

必要な時に必ずAEDが使えるように適切な保管方法を考えることが重要です。

訓練用AED(トレーニングユニット)って何?機能と価格を調べてみた

訓練用のAEDは電極から電気が流れないだけで、本物のAEDと同じように使用することができます。。
さらに、複数のシナリオが用意してあり、電気ショックが必要な場合と不要な場合、回数の指示など様々な状況を想定した訓練ができます。

本物では訓練できないの?

仮に本物のAEDで訓練をするとなると、マネキンを対象に行うと心音を感知できないので作動せず、人の身体を対象にしても当然正常に心拍をしているので作動しません。
そのため、実際の状況を想定した訓練することができません。
加えて、電極パッドは使い捨てなので本当に必要な時のために使えなくなってしまいます。

気になる価格は?

値段は様々ですが、7万円程度から購入することができます。
本体に加えて別途購入するのは手間だと思われるかもしれません。
しかしAEDを導入しても、日ごろから訓練を積んでいないと必要なときに適切にしようすることが難しくなってしまうので、訓練用AEDの購入もおすすめします。

トレーニングキットを借りたい場合は…

また、以下で紹介するAED専門店では、AEDの普及促進を目的にトレーニングキットの無料貸出も行っているようです。AEDを購入するだけでなく、店舗やオフィスの従業員がAEDの使い方を知っていてこそいざというときに命を助けられます。AEDの購入前後には、トレーニングキットを使っての講習の実施をするとよいでしょう。

AEDの小児用パッドって何?

AEDには人体に貼り付ける電極パッドとして「成人用パッド」と「小児用パッド」が同梱されているものや、成人用と小児用を切り替えるスイッチがある場合があります。
成人用と小児用で何が違っているのか。成人用を子供に使うことはできないのか。
AEDを購入する際にも、使用する際にも疑問ですよね。
その違いは、AEDから流れる電気のエネルギー量の違いにあります。

成人用と小児用の違い

成人用のAEDから流れるエネルギー量は150~200J(ジュール)です。1Jが小さめのリンゴを1m持ちあげるだけのエネルギー量、その150~200倍ということです。
よく、映画やドラマで心臓に電気ショックを与えるシーンがあり、それはいくらか誇張されていますがあの程度のエネルギーがあります。
小児用のパッドをつける、またはスイッチを切り替えるとAEDから流れるエネルギーが50Jまで減少します。
エネルギーが強すぎると小児の心筋を損傷してしまう恐れがあるためこのような措置がとられています。
ただし、パッドが見当たらず切り替えスイッチもわからないなど、どうしても小児用に切り替えることができない場合には成人用のもので使用することが認められています。
逆に小児用の状態で成人に使用しても効果が期待できないので使用すべきではありません。

対象年齢

では、「小児」とは何歳までの子供をさすのでしょうか。
JRC蘇生ガイドライン2010によると、0歳~未就学児(およそ6歳)が小児用パッド、または小児用に切り替えて使用する対象とされています。
そのため、未就学児が多くいる場所、特に幼稚園や保育園などは小児用で使用できるAEDが必要です。

小児用パッドを用意する価値

AEDの製品によりますが、おおむね2万円前後で交換用の小児用パッドが販売されています。
交換するための期限は製品も2年半程度です。それでも、小児が多くいる場所では適切に交換しておかないと、いざという時使用することが出来ず最悪の事態を招いていしまう可能性があります。

そのため、幼稚園や保育園などのように小児が多い環境では、最初から「小児用スイッチ」が搭載されており、小児用パッドを使う必要が無いAED製品を選ぶのをおすすめします。

ペースメーカーの人にAEDって使えるの?

プール監視員をしていた際、AEDについての疑問として「ペースメーカー装着者に使っても大丈夫?」ということをよく聞きました。

まず結論から書きますと、いくつか注意点があるものの使用しても問題ありません。本記事では、そういったケースでも正しい対応ができるようにするために、ペースメーカーについての説明と装着者に対するAEDの使用方法について解説します。

そもそも、ペースメーカーとは?

健康な心臓は規則的なリズムで動いていますが、そのリズムが崩れてしまっている(不整脈)方がいます。その方の心拍のリズムを正常化するために体内に埋め込む装置がペースメーカーです。

最近のペースメーカーは小型化が進み5cm程度の大きさで、目立たなくなっていますが、もし左胸に不自然なふくらみがあれば、ペースメーカーの装着者である可能性をまず考えましょう。
ちなみに、平成24年に行われた総務省調査によると、日本国内のには累計で30~40万人の装着者いると推計されています。300人~400人に1人の割合で存在すると考えれば、ペースメーカー装置者であることの確認はしたほうがよいといえるでしょう。

ペースメーカー装着者へのAEDの使用法

ペースメーカー装着者に対してAEDを使用する場合は、数cm ペースメーカーから離して電極パッドを貼れば問題ありません。

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日本救急医学会 市民のための心肺蘇生より)

ただし、通常の場合AEDの電極パッドは胸の右上と左の脇腹付近に貼った状態で使用するので、ペースメーカー装着者かどうかに関わらずAEDの案内にしたがって使用できます。

しかし、まれに右胸にペースメーカーを装着している方がいたり、右胸に傷があるなど何らかの理由で左胸に電極パッドを貼れなかったりする場合が想定されます。その場合には、ペースメーカーがありそうな膨らみの位置から数センチ離して電極パッドを貼って使用する必要があります。

AEDは心臓を挟み込むように電極パッドを貼ることで機能するので、逆の位置にに貼っても有効に機能しますので安心して救命活動を行ってください。

子どもが多い海やプール、運動中の事故に備えるためのAED

夏になると海やプールなどで子供が意識を失い、そのまま重体もしくは死亡するといったニュースがが必ずと言っていいほど発生しています。

2013年夏に発生した573件の水難事故のうち118件は中学生以下の子供の事故です。

(出典:警察庁生活安全局地域課「平成25年夏期における水難・山岳遭難発生状況について」)

また、水難事故だけでなく、運動中に心停止状態になってしまうケースも多数報告されています。こうした運動中の事故や発作の発生自体を防ぐことは難しいかもしれませんが、もしも、救助後の対処が適切に行われていれば命を救うことができたケースも多くあったかもしれません。

厚生労働省が推奨するAED設置箇所

AEDの設置箇所について、厚生労働省は

1,心停止の発生頻度が高い

2,心停止のリスクあるイベントが行われる

3,救助の手がある/心停止を目撃される可能性が高い

4,救助隊到着まで時間を要する

(AEDの適切配置に関するガイドライン)

といった箇所に設置を考慮すべきと提言しているます。

導入する際には子供にも使用可能なAEDか確認を

ただ、子どもが多くいる場や施設であれば、どんなAEDを導入してもよいというものではありません。AEDを子どもに使用する場合、機器本体に小児モードがついておらず、小児用パッドを利用する必要があるものがあります。導入の前には、子どもに使用することができる機器か、そのための付属品を含めた値段になっているかなどを必ず確認して、適切なものを選択しましょう。

特に、スポーツ施設やレジャー施設、学校は注意が必要で、小児用のパッドが必須になることでしょう。他にも、駅や空港などの交通施設は移動に不慣れなお子さんにとって多大なストレスがかかり、心臓に負担がかかった結果AEDが使われる事態が発生することも考えられます。

まとめると、

  1. スポーツ施設やレジャー施設、学校などの子供人数が多く、心停止の発生可能性の高く、リスクの高いイベントが行われる場所
  2. 駅や空港などの交通施設とった、不慣れで体に負担がかかってしまい、心停止の可能性がある場所

は小児にも利用ができるAEDを導入することをおすすめします。

 

一般家庭でもAEDは購入できるか?個人購入OKな販売店を調べてみた

AED というと、そもそも公共施設や店舗、オフィスなどに設置されているイメージが強いですが、一般家庭の個人宅にも導入すべきでしょうか。

心臓に不安があるなら個人宅へのAEDの導入も一考の価値あり

厚生労働省が2013年にとりまとめた自動体外式除細動器(AED)の適正配置に関するガイドラインによると、AEDを設置すべき目安としてはヨーロッパの指針である「2年に1回程度心停止の人が目撃される施設など」としており一般家庭は、これには含まれないものと思われます。しかし、日本における心停止の発生場所の70%近くは自宅・住居であるとも報告されており、高齢者や、心臓に不安のある方であれば個人宅にAEDを設置することも有効だといえそうです。(ただし、一人暮らしの場合は、いざ心停止しても救助してくれる人がいないので設置しても意味は無いですね)

実際、日本循環器学会のセミナーでは、

会場 現在、AEDの設置が公共の場などで進んでいますが、突然死は家庭で起こる率がとても高いということが、本日紹介されておりました。家庭でAEDを安く設置することはできるのでしょうか。

三田村 安いとは言えませんが、家庭にAEDを常設することは可能ですし、ある期間だけレンタルするという方法もあります。たとえば、心筋梗塞患者は退院してから半年ぐらいが比較的リスクが高い時期ですが、そういう時期にAEDをレンタルするということもあり得るでしょう。家人が目撃する必要があるので、心臓病患者の自宅にAEDを設置するとどれだけ有効かというデータはまだありませんが、心臓病患者やその家族に対するAED講習なども行われておりますし、今後長期的に見て、家庭へのAEDの設置が有効性を増す可能性はあると思います。

といった質疑応答がなされており、「心臓病患者の自宅にAEDを設置する」というアイデアは、特に心臓病を患って退院した直後などの状況であれば検討する価値があると言えそうです。

医師の指示・処方のもと導入すれば「医療費控除」の対象に

実は個人でAEDを購入する場合、心臓病患者であれば、医師の指示・処方のもと購入やレンタルをするのであれば、所得税の医療費控除の対象とすることができます。国税庁のウェブサイトによると、AEDは医療費控除の対象になるか、という質問に対し以下のように回答されています。

医療費控除の対象となる医療費の範囲については、所得税法第73条第2項、同法施行令第207条《医療費の範囲》及び同法施行規則第40条の3《医療費の範囲》に規定されているほか、所得税基本通達73-3《控除の対象となる医療費の範囲》(1)において、「医師等による診療等を受けるための通院費若しくは医師等の送迎費、入院若しくは入所の対価として支払う部屋代、食事代等の費用又は医療用器具等の購入、賃借若しくは使用のための費用で、通常必要なもの」は、医師等による診療等を受けるため直接必要な費用に該当し、医療費に含まれる旨定められています。
心臓病患者が購入又は賃借するAEDについては、次の理由から、その費用の支出が医師等による診療等を受けるため直接必要なものであると考えられますので、心臓病患者が購入又は賃借するAEDの購入費用又は賃借料については、医療費控除の対象となる医療費に該当するものと考えます。

(1) 心室細動が発症した場合、電気的除細動が唯一の効果的治療法であること。

(2) 心臓病患者については、心室細動が発症する可能性が高いことから、病院外で同症状が発症した際に、随伴する家族や介護者等が救命のためAEDを使用する目的で、医師の指示・処方に基づきAEDを購入又は賃借するものであること。

(3) AEDを用いた除細動は、医療行為に該当するものであること。

(4) 心臓ペースメーカーの代金及び同メーカーの電池の代金については、医師等による診療等を受けるため直接必要な医療用器具等の購入に該当し、医療費控除の対象となっていること。

なお、AEDは、心臓病患者以外の者、すなわち誰でも購入又は賃借することができますので、心臓病患者がAEDの購入費用又は賃借料について医療費控除を受けるためには、AEDの購入又は賃借が医師の指示・処方に基づくものであることを明らかにする書類(証明書、診断書その他これらに類する書類)が必要になると考えます

なので、心臓に不安がある家族がいて自宅で心停止した際にすぐに救助できるようにAEDを導入したいという場合には、是非、医師に相談し、AEDの購入に関する指示や処方をもらってください。医療費控除の対象になれば、実質数割安く購入することができ負担を抑えることができますので、是非積極的に相談してみてください。

個人でAEDを購入するならネット通販がおすすめ

AEDは、医療機器なので通常法人向けの代理店などが取り扱っており、個人で買おうとしても家電量販店などで気軽に買えるわけではありません(AEDコーナーがあっても、通常法人向けだったりします)。しかし、インターネット通販に特化してAEDを取り扱っている販売店が登場したおかげで、現在では個人でもAEDを購入することができるようになりました。AEDは、個人が気軽に買うには高い買い物ですので、まずはそういった販売店で見積もりをとってみることをオススメします。

予備自衛官補が教える役に立つCPR(心肺蘇生法)動画3選

心肺蘇生法やAEDの使い方、何度訓練しても、いざという時に忘れていては役に立ちません。とはいえ、何度も講習を受ける時間もないのが普通です。そこで、YouTubeから、心肺蘇生とAEDの使い方をレクチャーしている動画を探してまとめました。

今回、数多ある解説動画の中から動画を探すにあたり、知人の「予備自衛官補」に協力してもらいました。予備自衛官とは、普段は民間人であるものの、有事の際に呼び出しがあれば、いつでも自衛官として動けるよう毎年トレーニングを積んでいる、いわば緊急事態のプロともいえる存在です。そんなプロがおすすめする、救命処置をする可能性があるなら見ておくべき動画3選です。

【日本赤十字社】一次救命処置(BLS)~心肺蘇生とAED~


日本赤十字社公式動画です。少し長いですが、キホンの動作を丁寧に説明してくれています。この動画を見て普段からイメージをすることが1人の命を救うことに繋がるのです。

 

心肺蘇生法(小児の場合)


今度は傷病者が子供の場合の対処法です。子供相手だと勝手がいくらか大人とは違いますね。骨格が弱い子供に強く心臓マッサージをするのは気が引けてしまうこともありますが、恐れずにやることが必要です。

 

Bondi Beach Rescue – Real Life CPR & AED


最後は実際に人を対象にした心肺蘇生法です。英語ですが、上記の動画をご覧になった後ですと何が行われているかわかると思います。どんなに人形で訓練を積んだとしても実際に倒れている人を見るとひるんでしまうそうです。そうならないためにも、「人命を救助するんだ!」という強い気持ちをもって救助にあたりたいですね。

これらの動画を見る限り、心肺蘇生法をいとも簡単に行っているように思えますが、それは日ごろの訓練の賜物です。緊急事態を想定して、日々訓練をすることが人命を救助することにつながります。大きなイベントがある前の日などには、せめて、こうした動画などを見てイメージトレーニングをして備えておくことで、万が一のときに大きな差になります。